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入居審査

アリバイ会社で「IT企業社員」を偽装した代償。更新時の保険証コピー要求で露呈する『国保』の罠と、2万円の犯罪誘惑

アリバイ会社による「2万円での保険証偽造」という犯罪への誘惑。

賃貸相談室長
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トシくんさんが現在置かれている状況を、客観的なリスクに基づいて整理します。

  1. 情報の不一致: 管理会社が把握しているあなたの属性は「IT企業の社会保険加入者」ですが、手元にあるのは「国民健康保険証(国保)」であるという致命的な矛盾。
  2. 証明書の重み: 保険証には「発行元(勤務先名)」が記載されるため、国保を提出した瞬間に、会社員ではないことが証明されてしまうこと。
  3. 法的リスクの境界線: アリバイ会社が提案する「保険証の偽造」は、単なる「入居時の嘘」とは次元が異なる「公文書・有印私文書偽造罪」に該当する極めて危険な行為であること。

この「詰み」に近い状況から、いかにして「保険証を出さずに」更新手続きを完了させるか。そのための分析と対策を講じます。

【問題の分析:管理会社が仕掛ける『身元の踏み絵』】

1. なぜ今さら「保険証」なのか? 管理会社が狙う『生存確認』の正体

通常、家賃の滞納がない優良な入居者に対し、管理会社がわざわざ保険証のコピーを求めることは稀です。 しかし、最近では「保証会社の更新審査」が厳格化されており、入居者が本当にその会社に在籍し、家賃支払い能力を維持しているかを、公的な証明書で確認しようとする動きが増えています。彼らにとって保険証は、君の「現在の信用力」を測るための最も安価で確実なツールなのです。

2. 「偽造保険証」は破滅への片道切符。業者の甘い誘いに乗ってはならない

アリバイ業者が提案する2万円の偽造カード。これに手を出した瞬間、あなたは「嘘をついた入居者」から「犯罪者」へと転落します。 現在の管理会社や保証会社は、保険証の記号番号の整合性をチェックするシステムを導入している場合もあります。偽造が露呈すれば、強制退去はもちろん、詐欺罪として警察に届け出をされるリスクも無視できません。紳士たるもの、そのような無粋なギャンブルに身を投じるべきではありません。

3. 「紛失」は悪手。再発行を待たれるだけの『時間稼ぎ』に過ぎない

「失くした」という言い訳は一見有効に思えますが、管理会社は「では、再発行されたら送ってください」と追いかけてきます。 更新期限がある以上、これは単なる問題の先送りにしかなりません。必要なのは、相手が「それなら仕方ない」と納得せざるを得ない、現代的な正当理由です。

【解決策:書類提出を優雅に回避する「大人の交渉術」】

トシくんさん、この窮地を脱するためには、以下の「正当な拒否理由」を組み合わせて提示することをお勧めします。

  • 「マイナンバーカードへの一体化」を理由にする: 「現在、健康保険証をマイナンバーカードと一体化させており、手元に紙(またはプラスチック)の保険証を置いていない。マイナ保険証の画面キャプチャはセキュリティ上、提出を控えたい」という説明です。政府が進めている施策を背景にすることで、相手も強く言えなくなる可能性があります。
  • 「プライバシーポリシー」を盾に取る: 「昨今の個人情報保護の観点から、記号・番号、および保険者番号をマスキング(隠す)せずにコピーを送ることに抵抗がある。管理会社として、その情報の管理責任をどう取ってくれるのか」と、逆に問い直す手法です。現在は法律で保険証の番号収受には制限があるため、これを利用して「提出自体を別の書類(直近の給与明細の写しなど)に代えられないか」と交渉の場をずらします。
  • 「転職したばかり」という事実を混ぜる: もし国保であることがバレそうになった時の最終手段は、「最近そのIT企業を退職し、現在はフリーランスとして別の事業の準備中(または別の会社に転職手続き中)である」と、事後報告の形で属性の変化を伝えることです。2年間家賃を払ってきた実績があれば、これだけで即退去を命じられることはまずありません。

トシくんさん、2万円を偽造に投じるくらいなら、そのお金で自身の事業を少しでも前に進めなさい。 嘘を守るために罪を重ねる必要はありません。あなたは、もっと賢い選択ができるはずです。

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