入居審査

賃貸の入居申込で2番手の可能性は?同時審査は実際にあるのか?

これがわかる!

  • 2番手の位置づけについて
  • 同時審査が行われる条件
賃貸業界20年以上勤務経験の宅地建物取引士がこの問題を詳しくわかりやすく解説します。
カップ

2番手になると可能性はないの?

『賃貸で同じ物件は2つとない。』だから、1つの物件を複数のお客さんで争うことがあるのです。

これは、不動産屋が業務を行う上で神経をつかうところであります。

もしアナタが2番手(3番手以降かも・・・)になったとき、順番が回ってくる条件は3つあります。

  1. 1番手がキャンセル
  2. 1番手に問題があり審査NG
  3. 同時審査で勝利

上記1か2では、1番手に問題がない限りは順番が回ってきません。

なんか、他力本願みたいですね。

では、2番手は可能性がないのでしょうか?いいえ、2番手でもあきらめないでください。

本当にその物件に想いがあるなら、いろんな意味で、2番手になっておくべきです。

その理由は、2つあります。

  • 入居審査は人間がすることである。
  • 入居審査はブラックボックスである。

もちろん、可能性は状況によって幅があります。

そして、案外簡単に自分のターンがくることもあるのです。詳しく見てみましょう。

1番手がキャンセルする?

まず1番手がキャンセルしたことによる繰り上がりです。

2番手が入っていると簡単にあきらめてしまう人が多いです2番手、3番手が入るような人気物件はキャンセルされる可能性が低いのではないか?

そう思われてしまうんです。

この原因は、意思が固まっていないうちに申込をしたり、家賃交渉をしてその結果次第なんてこともあるからです。

もちろん、よくよくその物件を考えたら自分の希望と合っていなかったりすることもあるのです。

理由はどうであれ、入居申込という行為を案外軽く考えている人が多いのでキャンセルも頻繁にあるんですね。

入居申込をしているのに、他にまだいい物件がないかを探しているという強者もいるのです。だから可能性は十分あるんです。

1番手が入居審査に落ちる?

管理会社や貸主から断ることで2番手に順番が回ってきます。

入居審査は色々な理由でNGになります。

申込者の内容もそうですが、書類が不備であったり、保証人の承諾が得られなかったり、色々です。

だから、申込の順番が1番手であっても安泰とは言えません。

これに加えて、2番手の存在があれば・・・契約に向けて時間をかけて進めることも、その見切りの決断がしやすいというわけです。

もしかして同時審査?

同時審査をする。こんなことがあるのでしょうか?

これを聞いたら、1番手は起こりますよね。実際、不動産屋は、同時審査をするなんていいません。

あまり期待させてもトラブルのもとだからです。

お客さんへの回答は常に申し込み順となるわけです。

だから、ここからはブラックボックスなんです。

外形から、同時審査をしているのを悟られないのがプロの不動産屋です。

同時審査ができる状態というのは、1番手に入居審査の通過の返事をする前です。

それまでは意識があろうとなかろうと、2番手の申込の存在は少なくとも、受付けた管理会社は分かります。

この時、特に1番手と2番手に差が大きく見られない場合は順当に1番手が優先されるでしょう。

しかし、もしこの差が顕著にみられるようであれば同時審査がされる可能性があるわけです。

同時審査が行われる条件

貸主はできるだけ自分の有利なお客さんを許す限り受け入れたいものです。

でもこれは、あまり露骨であってはいけません。

1番手や2番手両者に期待も不安も抱かせてはいけません。

1番手が入居審査的に微妙な場合は2番手ありきで1番手を落とすことがあります。

でも、実際同時審査ができる場面というのは非常に限られてきます。

つまり、1番手、2番手とトラブルにならない範囲で同時審査をするということです。

そうとはいっても、1番手と2番手のどちらをいれてもさほど変わりがない場合は、順番通り入居審査をしていきます。

例えば、

1番手より2番手が明らかに内容がいい

1番手より2番手が明らかに条件が良い

同じぐらい、またはこの差が僅少であれば2番手が追い越す可能性は低いです。

そして、いくらこの条件が整っても2番手が検討できるタイミングもあります。

つまり、ほぼ同時に入った申込であれば一緒に検討しやすいですが、入居審査が終わった後ではこの同時審査はできません。

1番手のキャンセルなどの他力本願になるのです。

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不動産屋が2番手をとった意味・・・

不動産屋が2番手をとることは、不動産屋にとっては何のリスクもありません。

むしろ、1番手がキャンセルしたときの次の交渉相手を確保できるわけですからありがたいことなのです。

でも2番手として受け付ける以上、受付ける手間があるわけですから、もうほとんど1番手で決まりだよね。

という場合は2番手申込を断ることもあります。

不動産屋が2番手を受付けるのは、逆に言えば『まだ1番手で確実とは言えないから』ということができます。

この確実度も幅がありますし、申込を受付ける不動産屋によっても、その物件などによっても違います。

少なくとも2番手を受付けるということは可能性があるということができます。

  1. 1番手の申込意志が弱そう
  2. 1番手の申込書類が揃っていない
  3. 1番手の内容が悪い

これらは、受付けた管理会社が1番手の申込が入ったがどうしようか迷っている場合です。

1,2はキャンセルに備えて、3は同時審査ないしは1番手を断るつもりで2番手をとっているのです。

とりあえず申込を受付けたなんてこともありますから、入居審査NGかキャンセルの可能性が高いということになります。

アナタはどのタイプの2番手?

また、2番手となったタイミングによってもキャンセルの確率や同時審査の可能性はことなります。

2番手を受付けるタイミングは、1番手が入った直後から契約終了までとなります。

とはいっても多くの不動産屋は入居審査がOKになったら2番手をとらないことが多いです。

もちろん入居審査後にキャンセルになることがありますが、管理会社は契約に向かって進める意思はあるということです。

ですから、可能性としては1番手が申込した直後から時間がたつほど可能性が低くなるといえます。

1番手のお客さんも時間が経つにつれて意思が固くなる傾向がありますのでキャンセルになる可能性が低くなるからです。

  • ほぼ同時に申込でタッチの差
  • 1番手が入居審査中
  • 1番手の入居審査が出て伝え済

2番手になってしまったときの心得

2番手でもあきらめるな!

もしその物件にどうしても入居したかったけど2番手と言われた場合、どうしたらいいでしょう。

これは2番手として申込しておいても損はありません。

2番手は確かに不確実な申込ですが、その間、部屋探しをして他に良い物件が見つかればキャンセルすればいいのです。

 

1番手は2番手の存在を知ってるの?

ほとんどの場合、聞かれなければ1番手に2番手がいるということは伝えません。

お客さんというのはライバルがいると必死に守ろうとします。

だから、仮に2番手を入居させるようにする流れがあっても気が付くことはありません。

家賃交渉をして許可が得られていても、2番手が交渉していなければ比較する可能性があるのです。

部屋探しは続行してOK?

2番手として受け付けられたとき、同時審査の可能性がなければ単に順番待ち状態になります。

このときの2番手は1番手がキャンセルになった時にかろうじて思い出される存在です。

つまり、結果として順番が回って来ればいいのですが、回ってこなければ電話1本で断りの連絡がくるだけです。

その時からまた部屋探しをするのはとても大変です。

中には1番手の結果を律儀に待っている人もいるでしょうが、とりあえず部屋探しのモチベーションを保っておきましょう。

2番手だから、部屋探しを他でしてはいけないということはありません。

1番手を受付けている管理会社としては2番手の確保という意味からして部屋探ししてほしくはないというのが本音かもしれませんが。

そんな流れで、他にいい部屋が見つかることもあるのです。

そういった場合は、2番手で申し込んでいる物件のキャンセルを忘れずに行いましょう

最悪忘れても、連絡が来ると思いますがキチンとしておいたほうがいいでしょう。

部屋を探してくれている不動産屋が違うのであれば、他の物件を探してくれているかもしれませんからね。

有利に進めるため2番手の戦略

これ結構重要ですが、もしこの同時審査の可能性を期待するのであれば、入居申込の記入欄は必ずすべて記入することです。

わかるとは思いますが、これを記入しておくと管理会社が見た時に、

ある程度意志が固い申込である

内容を見て1番手と比較できる

逆に、自分をアピールできる入居申込書が未記入状態、名前と住所ぐらいしか書いていないようであればそれができないということになります。

 

変なアピールは逆効果?

2番手になってしまうと気持ちはわかりますが、不動産屋の担当者が管理会社にアピールしてくることがあります。

  • このお部屋の思い入れが強いです。
  • とても内容のいい職業です。
  • 入居後に迷惑をかけません。
  • 家賃や日割り発生は交渉しません。
  • 家賃を1年分まとめて払います。
  • 入居申込書の送付状にいい方アピール

これらは、別にアピールしても構わないのですがあまり効果はありません。

中には同時審査はできませんかといってくる担当者もいます。

時間の経過と2番手逆転の可能性

2番手になってから同時審査をされているのであれば、申し込んでから間もなくわかります。

時間がたてばたつほど1番手の成約までの可能性が高まりますから、2番手の可能性がなくなってきているサインとなります。

ただ依然物件に希望を持っているのであれば、自ら辞退する必要はありません。

1番手の状況確認をする

管理会社にとって2番手は忘れられている存在です。キャンセルになったら、そういえばと思い出すのです。

だから、あなたがどういう状況で心境なのかは全く考えていません。

ですから、数日おきに連絡を営業マンにとってもらって確認してもらいましょう。

あなたが直接してはいけません。

あくまで仲介会社にお願いしましょう。

もう2番手にならないための鉄則

もし、2番手に順番が回ってこないでお部屋探しを継続しないといけないことがあるでしょう。

そんなとき2番手にならない最善の方法を教えておきましょう。

入居申込の順番(番手)の決め方

申込の番手は当然ですが、入居申込が入った順番です。

しかし、これが曲者でして、賃貸不動産屋のトラブルになるところです。

申込受付の順番

順番の決定は、入居申込書を受付けた順番のことです。

繁忙期になりますと1分1秒を争う競争になることもあり、FAXやメールの送信日時で決定されていることが多いと思います。

しかしこれは、入居申込書という分かり易い申込の意思がある場合です。

申込受付の基準が違う

入居申込を受付ける基準が受け付ける管理会社によって違うことがあります。

原則は入居申込書の受け付け順ですが、電話による口頭でとりあえず物件を抑えることが認められていることがあります。

逆に入居申込書を送っていても、ほとんど名前と住所ぐらいしか書いていないようなものは受付しない場合もあります。

もっと厳しいと、入居申込書を提出するときに添付する書類も送っていないと、入居審査に入れないことから受付しないこともあります。

人気物件は集中

物件に申込や問い合わせが集まるのは、平均してではありません。

ほんの一部の物件は多くの人の条件に当てはまり、かつお得感があるのです。

そんな物件は、繁忙期になると特に集中するのです。

それではなぜ2番手になってしまったのか理由があります。

不動産屋というのは朝から問合せをしてきます。

管理会社がオープンして電話を開けたらすぐコールが鳴るのです。

もちろん、朝一からお客さんが来る場合もあるでしょうが、情報収集のために新着物件の問い合わせをするのです。

人気のある物件だと、朝から○○マンション空いてますか?

空いてますよのやり取りを何度したのかわからないぐらい電話が来ます。

そして案内も立て続けに連絡が入ります。もうこの時点でこの物件必ずバッティングするなと感じます。

この問合せ状況や、案内予定などが全てわかるのが募集をしている不動産屋なのです。

もしかしたら、防ぐことができたのかもしれないことがあるんです。

実は、募集をやっていて気が付いたことはヒトっていいと思うもの重なることが多いんだということ。

もう一つ、ヒトって行動のタイミングが重なるんだなということです。

もっと人と違う行動をしていれば物件を確保できたかもしれないのにと思うことがたびたびあったのです。

自分のせいで2番手に?

問合せをして内見するのがすぐできない。

申込書をかける準備をしていない。

物件を決めていない。

決定権のある人を不動産屋に連れてきていない。

案内物件が多すぎる、紹介される時間が長すぎる。

これらは、全てお部屋を探しているあなたのせいです。

言うまでもなくお部屋を不動産屋で探すときはあなたはお客さんです。

でもあまりに人任せになってませんか?人任せにしているのに2番手になったことを人のせいにしてませんか?

まず物件を紹介してもらうという姿勢は間違いで、自分で決めましょう。

そして、手続きの流れを理解して、準備しましょう。

そうしないとせっかくいい物件が見つかっても違う人に奪われてしまいますよ。

不動産屋のせいで2番手に?

仲介業者のせいで2番手になるなんていうと少し大げさなのかもしれません。

力量の差、図々しさの差というんでしょうか。

型にはまった変化のない営業方法であると時にお客さんを不幸にしてしまうことがあります。

仲介業者の中にはどんな物件も同じようにお客さんに紹介しているような営業マンがいます。

もし、色々な物件を年中みている営業マンの目に留まった物件であればそれはバッティングする可能性があるんです。

であればお客さんに早く行動させなくてはいけません。

これは営業マンの営業スタイルによると思います。

のんびり1時間ぐらい物件の紹介をして案内に行っているうちに他のお客さんが申込してます。

他にも入居申込書がお部屋止めの条件であればそれを早く書かせることをしない。

現地で入居申込書をかける準備をしていない。

お客さんがどうしてもできないのに強引に行なうのはダメですが、うまく誘導できていないともったいないですよね。

案内が重なっているのにその兆候に気付かない。

お客さんが気に入った賃貸物件を確保することは、不動産屋の営業マンの能力といってもいいくらいです。

その物件の管理会社の気分を損ねないよう、如何にして部屋を確保するか。

2番手にまつわる話

不動産屋にとっては部屋止めというのは技術です。

というのは以前違う記事でもお話ししましたがお客さんの熱量を感じ取り物件を確保するために泥臭くなれないと厳しいです。

しかし、管理会社によっては部屋止めの基準を設けて中途半端な入居申込は受け付けません。

実際午前中問い合わせがざわつき、昼頃内見が殺到し、申込が入らないとかwww、申込が何番手も入ったが全部後日キャンセルとかいう場合もあります。

5件ぐらい同じ物件にほぼ同じタイミングで申込書を受けることは繁忙期においてはあまり珍しいことではありません。

内見に行く前には物件は申込が入っていなかったが、内見中にもしくは内見後申込書に記入中に1番手が入ってしまったなんてことは本当によくあることなんです。

お客さんは紹介してくれる仲介業者を頼りにお部屋探しをしているのでやむを得ないですが、実際その物件を検討している人というのはとても多いのです。

そして、管理会社などその募集をしている不動産屋は、とても反響が多いということをいって煽りすぎても逆に中途半端な申込を入れてくるのであまり好んでしません。

お客さんも仲介業者も本当に気に入った物件がいつ出てくるかわからないので1つずつの手続きがすぐできるように準備をするのとライバルを意識したほうがいい場合があります。

でも、繁忙期とか人気のある物件以外はそんなことありませんのでご安心してください。

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このサイトの運営者。宅地建物取引士。 業界経験20年以上の元不動産屋。某有名賃貸業者の店長、 管理会社、投資用不動産販売会社で物件管理から契約など全般を現場の最前線で担当。大家さんや賃貸物件ユーザーの悩みを忖度無しにアドバイス。

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