遠方の引越し先のための部屋探し
内見しないで契約すること
お部屋探しのシーンで結構よく見られるのが『室内を内見しないで契約する』ということ。
どんなときにそうなるのかというと、まだ前入居者が退去しておらず室内が見れない。
新築物件でまだ竣工されておらず室内が見れない。
または完成した部屋が見れないお部屋を見ることはできるのだが遠方で現地に行くのが困難等で部屋が見れない。
ということが考えられます。
一見本人さえよければいいのかなと思ってしまうのでこれが意外とトラブルになることがあります。
それはどんな時なんでしょう。
お客さんと大家さんの考え
お部屋を見ないで物件を申し込めるのであれば現地が遠くなかなか時間が取れない人にとっては都合がもしかしたらよいかもしれません。
しかし、やはり契約する前に1度みてからと思う人も多いんです。
これも、なんかよさそうな気がしますが、ここで大家さんとのギャップが生じます。
それは、見ないでよいのであるならば契約まですぐして欲しいと思うのです。
契約まですればキャンセルは不可能ということでそれができないのであれば、見ないで申し込むということは貸主にとってリスクでしかありません。
例え2番手を募集したとしても、1番手の状況を待つという不安定な立場で申し込むというのは毛嫌いされるものであり、待っている間にほかの物件を契約浮てしまう可能性もあるのでまた募集をしなくてはならないからです。
中古の物件はよく考えたほうがいい
1年の中で1番繁忙期といわれる3月下旬から4月1日までの入居のためのお部屋探しですが、この期間は本当に物件が少なくなりますので場合によっては空き予定の物件を見ないで契約することが必要になるかもしれません。
しかし、できれば極力避けたほうがいいです。
新築であれば立地のみで判断して、室内設備は新しいので大体イメージ通りのお部屋になる可能性がありますが、中古でしかも古い物件は自分が考えているイメージと離れていることも結構あります。
予定より長くリフォーム工事に時間がかかる可能性もあります。
遠方で部屋を見れないで契約
引っ越し先が遠方で何度も現地に赴いたりするのは費用的に難しい方もできれば1度現場に見に来るのがいいと思います。
ある程度覚悟ができているのであればいいとは思いますが、現地の周りの環境も見ないでお部屋を決めるのはとても危険です。
最近はGoogleアースで検索してある程度わかるかもしれませんが、それでもリスクが伴います。
見ないで申し込むというリスク
見ないで決めるということは契約手続きまで済ませるということですので仮にお部屋をみてやっぱりキャンセルということができないということです。
これはしっかり理解したいところです。
すぐキャンセルすると仲介手数料や礼金、鍵交換代、前家賃は返ってこないですし、厳密に解約受付をして解約するときで2か月前予告の場合はそこまで請求される余地はあります。
不動産屋によっては荷物搬入されていない場合は最小限の負担で返金に応じるところもありますが、それが当たり前ではないので注意したほうがいいです。