質問【専業主婦が契約者】
引越しようと考えています。 最近旦那が借金の滞納をしていることが発覚しました。果たして入居審査は通るのでしょうか?
通らなかった場合専業主婦の子育て中で無職の私が契約者になる事は出来るのでしょうか?
これがわかる!
- 入居審査における専業主婦の位置
- 入居審査の注意ポイント

入居審査における専業主婦の意味
このような場合、お部屋探しをして入居申込をすると必ず入居審査が待ち構えているのですが、どうも『審査』と聞くと身構えてしまいますよね。
入居審査というのは、金融の審査と違います。その相違点でも大きな違いというのは、
信用情報を必ずしも考慮するわけではないということです。また金融審査においては、返済能力のある借入者のみを対象に絞っても商売は成り立ちますし逆にそうしないと命取りになります。
しかし、不動産賃貸の物件においてはまず需要と供給の問題があり、借り手がいないと収入がゼロということになります。
さて、このようなご主人の返済情報を知り得る立場にあるのは、入居審査に関わる者のうち信販系の保証会社のみに限られます。
よってそれ以外の入居審査手順を踏むような物件ではご主人が定職に就いており、適切な家賃の物件に申込をしているのが確認できれば、いくら借金の返済に四苦八苦していても知り得ることができずそれが理由で入居審査に落ちる可能性はないとみていいでしょう。
逆にこのご質問の下段にある、専業主婦の子育て中の無職の方が契約者になる方がむしろハードルが高いのです。
理由としては、まず定職に就いているご主人があるのに契約者にならないということは怪しまれます。
そしてたとえ世帯同居者で家賃支払いに問題がないと本人自身が自覚していても、客観的にみて理解されるには労力がかかりますし厳しいのです。
もし、この状態でお部屋を借りて、家賃が滞らない自信があれば、まず第一に信販系保証会社の入居審査を避けての部屋探しを優先するべきということです。
賃貸の入居審査の特徴は、単純に属性判断で機械的に判断されがちである反面、本人の都合に合わせた柔軟性のある調査はされないですし、考慮される可能性も低いと言えるのです。
これが入居審査の精度にどう影響するかは定かではありませんが、もしご質問者のような境遇であればこの賃貸の入居審査の特徴を利用しない手はありません。
この特徴を生かしたお部屋探しをどのように生かすかを考えると、
保証会社の利用が必須でない管理会社の物件
独立系の家賃保証会社の利用をしている管理会社の物件
を選択することが入居審査に落ちる可能性を低くする対応策になるということです。
後者の保証会社が信販系か独立系かはなかなか調べることは容易でないですが、管理会社に直接きいたりするとこのような質問をする人は信用情報がブラックであると思われてしまい敬遠されることになりますので注意しましょう。
不動産業者の営業マンでも物件を探すときにバカ正直に『信販系ですか?』と管理会社に問い合わせてしまう人もいますが、その場合は少し間を開けて申込をしたり工夫が必要です。