賃貸の不動産営業の態度
賃貸営業をしていると、こういう悩みを持ったお客様がいます。
お部屋は気に入っている。だけどその不動産屋にはお世話になりたくない。
うーん、切実な内容ですね。
これお客様の対応を間違えるとせっかく、いいお部屋が見つかったのに、契約ができなくなる可能性があります。
気を付けなくてはいけないポイントを挙げてみます。
相性が合わない不動産屋
もし、不動産屋の営業が気に入らなければ、まずその不動産屋でお部屋を探すのをすぐに止めることです。
態度が少し悪かったり、営業が強引だなあと思うことや、自分とは少し合わないかなと感じることは誰でもあるんです。
その時は、違う不動産屋に変えてください。
それだけでお部屋探しのストレスが軽減されます。
色々プライベートのことをお任せするわけですから何より自分との相性が大切です。
お部屋を申込を無理
お部屋を申込をすると、キャンセルは契約する前であれば、可能ですが、申込ををしてしまうと、管理会社に申込書がわたってしまうのでお客様の情報は少なくとも残るわけです。
これをいったんキャンセルして他の不動産屋から申込をすると、管理会社からは、不審と思われますし、最初に申し込んだ不動産屋にばれてしまうと、申込しなおした不動産屋とトラブルになる可能性が高いです。
なぜなら、それは『抜き行為』とみなされタブーだからです。
よく考えてみると、お客様に申込をさせるまでの手間や経費は最初の不動産屋が費やしたと言えますから、新しく申込をした不動産屋は労無くしてあっさり報酬を得ることになるということになります。
お客様に不満を与えてしまった不動産屋に問題があるとも言えますがあまりいいことではありません。
もし、それでもその不動産屋にお世話になりたくないと思うならば、気に入った物件を申込する前に違う不動産屋に資料をもって行くしかありません。
そのようにすることで
①管理会社に不審に思われない
➁不動産屋に気が付かれない可能性が
高い。
ということです。
気を付けなくてはいけないこと
そもそも、この物件が相性の悪い不動産屋の管理物件であればもうそこで申し込むしかありません。
かえってトラブルになるからです。あくまで違う不動産屋で申込することができるのは、その物件が他業者の管理物件であるということが条件になります。
あと不動産屋から連絡がきたときの対応に気を付けなくてはいけません。
くれぐれも『紹介してもらった物件を他の不動産屋で申し込みました』と言わないようにしましょう。
もう既に申込をしてしまった場合
危険なケースはこの場合です。
これは、申込しなおす不動産屋の力量?が左右します。
まず、管理会社との交渉です。あまり気が進まない管理会社がほとんどです。
理由として一度入居審査に入った案件をもう一度審査をし直さなくてはならない。
そして、不動産屋同士でトラブルになる可能性があり、それに巻き込まれることがあるということです。
次に、いかに申込した不動産屋に不審がられずにキャンセルができるか、そして申込をし直せるかということです。
営業にとても力をいれている不動産屋は管理会社に確認の連絡を入れる可能性があります。
この時管理会社が、そのお客様の名前を公表することはないとしてもきちんと管理会社に対応してもらわないとトラブルになることがありますのでそこまでの根回しが必要ということです。
違う不動産屋で申込
お部屋探しをしてもらうということはその不動産屋に仲介をしてもらう依頼をすることです。
その時に紹介して案内した物件を他の不動産屋で申込をすることができません。
なんていう取り決めを交わしているわけではありません。
それにお部屋探しをしている過程で最終的に一番最初に紹介してもらった不動産屋の物件がいいなんていうことはよくあることです。
でも、物件紹介をいくつもの不動産屋からされていると、どの不動産屋から最初に紹介を受けたのかなんていうこと覚えていませんし、そんなことは気にしなくてもいいのですが、それでも、紹介して案内してもらったことも報酬の一部とみなすとしたら、できれば案内してもらった不動産屋で申込をするのが礼儀であると思います。
申込しなおした不動産屋もその後ろめたさから、もう一度案内をして既成事実をつくることもあります。
管理会社で申込を受付けているとそのような相談を不動産屋からされることもあります。
『お客さんが今申込をしていると思いますが、うちで申込をし直したいできますか?』という内容です。
入居申込からしばらくして入ることもあります。
その時はお断りすることがありますが、重要なのは、『お客様の意思』です。
キャンセルするのは自由ですし、他の不動産屋で申込をし直すのもこれまた自由になりますので管理会社がいう話ではありません。
ただ、あまり印象がいいわけではありませんので、こういう場合は申込をする前に決断したほうがいいのではないかと思います。