家賃滞納歴や夜逃げは影響するか?
家賃滞納を長期にわたってしていたとか、挙句の果てに夜逃げをしてしまったという人は入居審査に影響するのかということですが、基本的にはそれを知るための手段が管理会社にはありません。
夜逃げをしてしまった場合は、住民票が現時点でとれる状況であれば入居審査という短期間でわかるものでもありません。
しかし、気を付けなくてはならないことがあります。
不動産屋同士の連絡網がある場合です。
入居申込書をみて知っている物件に住んでいた場合その物件の管理会社に問い合わせをする可能性もあります。
しかし、個人情報の保護が厳しい現在においてはその可能性は0に近いのかもしれません。
次回からは家賃の滞納をしないように気を付けるしかありません。
家賃滞納をした情報の取り扱い事情
家賃滞納をした記録というのは、その物件の管理会社の情報であり、それが他の不動産屋に渡るというのは聞いたことがありません。
そして、家賃滞納をしたとしても2、3日遅れたぐらいの記録は滞納のうちに入りませんし、追い出されてしまう位の滞納歴がない限りは管理会社としても滞納常習者としてみられることがありません。
夜逃げをする入居者もいますが、連帯保証人などを通じて逃げられることはほとんどないと言っていいかと思いますし、そもそも夜逃げする日本人ってあまり割合的には多くはないです。
ただ外国人がそのまま帰国してしまうということはよくあります。
滞納記録もそうですが、入居者の情報は定められた期間以上は保管しておきますが、ほとんどの場合これを再度見返すということはありません。
そんなに不動産屋も暇ではないようです。
家賃滞納者と保証会社の存在
管理会社は、滞納者を喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、退去したらその人に関心はありません。
そうなると、滞納した人は管理会社さえ、被らなければ難なくお部屋探しが普通の人と同じようにできると思えます。
ほとんどの場合、その解釈でいいのですが、保証会社の存在です。
この家賃保証会社は滞納者の情報を自社で管理、または他の保証会社と共有しているという可能性があります。
少なくとも、その保証会社の顧客データは保存され、次回の保証契約に大きく影響していると言って間違いありません。
その滞納の度合いは保証会社によると思いますが、過去のデータで保証会社の滞納歴が検出され審査がNGになることは最近本当に多くなりました。
データ量が多くなってきたせいでしょうか。
このような滞納者の審査を保証会社がする場合、ほとんどの場合『即NG』です。
管理会社から見ていいお客さんとしても、すぐ返事が来るので、まず申込書をみてデータをみるようになっていると思われます。
また、家賃の督促を巡って連帯保証人とトラブルになった場合は、その連帯保証人もNGとなることもあります。
ですから、保証会社は甘く見れない存在になります。金融の審査と同じようなイメージになっていくと思われます。
くれぐれも対応を気を付けたほうがいいです。
また、以前は保証会社が乱立しておりましたが、ここ数年保証会社のシェアもだいぶ確立されてきました。
となれば頼める保証会社が限られてくる。そうなるとお部屋探しはますます大変になるということになります。
また、不動産管理会社も大手となればそのデータを各支店で共有しているでしょうからこのような動きが進めば、滞納の面では保証会社に頼む傾向が進んできてはいるものの、トラブルを起こした人は管理会社のデータに残り続けることになります。
滞納者やトラブルメーカーは記録?
滞納者の方やトラブルを起こした人ってその人の顔や名前を聞いたらピンとくるもんなんです。
これが、結構覚えているんですよね。
少なくても、名前を聞けばひらめくぐらいには覚えているんです。
結構、管理会社の社員の中でも話題の人物は家賃の滞納者やトラブルメーカーだったりするんです。
だから、担当者だけでなく他の社員も自然に覚えてしまうんですよね。
次回は滞納はしない
これからは、保証会社という家賃督促のプロが入居審査に大きな影響を及ぼすことになります。
最近では、家賃だけ確保できれば、多少の人でもいいかなというオーナーや管理会社も少なくありません。
それだけに保証会社にデータを残すようなトラブルをしてはこれから何度か引越しをすることになるとしたら、とても不利なことになります。
家賃は期日までに支払うことが重要ですね。