角部屋のメリットとデメリットとは?
お部屋探しにおいて角部屋を条件としている人もいるかもしれません。
角部屋とは文字通り角の部屋ということになりますがワンフロア必ず2部屋とは限りません。
廊下がL字になっていたり、建物が入り組んでいたりして結果角部屋になる場合があります。
つまり、部屋の隣が接していない部屋が角部屋ということになります。
角部屋は人気のある部屋と世間一般的には常識となっていますが実際角部屋は慎重に選ぶ必要があります。
メリットばかり目をやるとそのメリットがデメリットを引き起こしている場合があります。
住んでみて角部屋でないほうが良かったなんてこともありますのでアナタのお部屋探しに何がベストなのかを考えてみたほうがいいでしょう。
角部屋のメリット
まず、角部屋ならではのメリットを挙げてみましょう。
角部屋の特徴は隣と接していないことです。
この環境により中部屋とは異なるメリットを生み出すことになります。
隣と接していないということはどのようなことが可能かになるかを想像してみるといいでしょう。
窓が多い
角部屋は隣と接していない面があることから、中部屋はベランダと玄関の二面採光に対し角部屋は三面採光になることができます。
たまに角部屋であるのに窓を設けていないこともありますがたいていの場合角部屋の利点を生かして窓を作ることがあります。
隣人の生活音が少ない
隣の部屋が一つ減ることにより隣人の生活音に影響される可能性が低くなります。
ここで注意したいのは隣人の生活音ということです。
隣人とトラブルを避けたい人は角部屋を選ぶべきですが騒音というのは環境音であることもありますので両面から検討することが必要です。
これが角部屋であることの最大のメリットと言ってもいいでしょう。
とにかく賃貸の部屋を借りるときでトラブルとなる原因は騒音です。
この騒音は隣人に影響することが多く入居してみないと計り知れないものでありますし、この隣人の入れ替わりによって大きく環境が変わるリスクがあるのです。
このリスクを1つ減らすことができるというのが角部屋のメリットなのです。
日当たりが良い
日当たりは窓が多いわけですから中部屋よりいいことになります。採光が多いということですね。
開放感や眺望
窓があるので開放感や眺望がいいということになります。
しかし上階の部屋に限ると言ったところでしょうか。
これは近隣の建物の存在があるとあまり開放感はないでしょうが窓が多いことで両サイドの部屋の圧迫感はないのでその点はいいと言えそうです。
プライバシー
角部屋は玄関前に人が通り過ぎることがなくプライバシーが保たれることになります。
しかし、同じ角部屋でも部屋の配置によって生み出された角部屋の場合はそうでないこともありむしろ人が多く通る部屋になることもありますので注意しましょう。
ベランダ
角部屋は面している箇所が多いのでベランダが多く設けられていることもあります。
しかし一方で掃除が大変であったり上階のへやになるとハトの糞に悩まされることもありますので注意が必要です。
部屋が特別
角部屋はその物件の中に占める部屋の中で特別感があることがおおいです。
それだけ希少性があるわけです。
実際中古の物件を探すときに角部屋が条件であれば探すのに苦労することもあるでしょう。
中部屋と違った間取りになっていたり、部屋が少し広かったり、分譲マンションであれば専用ポーチが付いている場合もあります。
角部屋のデメリット
角部屋のデメリットは角部屋がもつ特徴の弊害と言えることです。
角部屋を選ぶときは特にその物件の環境に配慮しないと中部屋のほうがむしろいいということもあるので注意が必要です。
カーテン代がかかる
窓が多いということはカーテンを中部屋より多く買わなくてはいけないことがあります。
もし少しでも節約したいというのであれば中部屋を選択したほうがいいでしょう。
中にはカーテンを買わなくてもよいような小窓の様なものが設けられている者もあります。
これは部屋によって違いますのでチェックする必要があるようです。
結露が生じやすい
窓が多いということは結露が生じやすいということになります。
よく換気や除湿をしないとカビの原因となる可能性があります。
この室内管理は入居者の責任ですからきちんと行わなくてはなりません。
ほこりやチリの掃除が必要
窓が多いということはそれだけ多く風を多く受け入れることになります。
ほこりの多い環境であれば窓の桟や窓ガラスの掃除は大変になるかもしれません。
電気代(光熱費)がかかる
角部屋は一般的に一番外の影響を受ける部屋です。
そのため夏はとても暑く冬はとても寒いことがおおいです。
特に冬はエアコンしか使えない場合はとても寒いので注意が必要です。
エアコン代がかかる可能性がありますので新しいエアコンが設置されているかは重要です。
また窓ガラスや壁が断熱性のあるものを使用しているかもチェックしたほうがいいでしょう。
環境音がうるさい
もし角部屋であっても道路に接していたりすると車の通る音や人の会話がダイレクトに聞こえることがあります。
できれば二重サッシを使っているところがいいでしょう。
1階の角部屋は特に音がうるさい場合があります。
角部屋であってもその物件の環境にも注意したほうがいいでしょう。
一方の角部屋がよくても他方の角部屋がいいとは限りません。
1階の角部屋の場合はすぐ近くに駐輪場や駐車場もしくはゴミ置き場などが設置されていないかもチェックしたほうがいいです。
家賃が高い
角部屋は家賃が中部屋に比べて高いことがほとんどです。
角部屋であることにより余程デメリットがあることでなければ基本的に自動的に家賃が高く設定されます。
特に最上階の角部屋は一番家賃が高くなります。
年間の家賃支払い額に大きく影響するのでそれだけのメリットがあるかを考えましょう。
柱や梁が多い
角部屋は端の部屋になりますので柱や梁があることがあります。
この梁があることによってレイアウトが難しくなることがありますので注意しましょう。
家具のレイアウトがしづらい
窓が壁側に大きくあった場合家具を置くスペースを悩ますことになります。
自分が置きたい家具をイメージしておくことが大切です。
泥棒空き巣に入られやすい
窓ガラスが多いということは泥棒に入られやすい原因の一つになったり、角部屋の方が逃走しやすい。
また入居者の生活が照明などで分かりやすいということになります。
ただ角部屋でも1階や最上階以外であれば必ずしも泥棒に入られやすいとは言えません。
これも立地条件をきちんとチェックすることが必要です。
外階段やL字型の廊下に面している場合やマンションですとルーフバルコニーに面していることがあり、これが空き巣に入られやすい原因になっていることがあります。
人目にさらされる
窓ガラスがどこに向いているかによって窓があっても開閉できないようなこともあります。
目の前に建物があると人の目が気になってしまうこともあるからです。
角部屋は中部屋よりいいのか?
角部屋は片面だけ接していない部分があることで得られるプライバシーが人気のようです。
この条件を得ようとするあまりそのほかのことで弊害があるのは事実です。
窓ガラスがあるため近隣の環境に左右されることがあるので、全ての物件の角部屋がいいのではありません。
角部屋を希望の場合には角部屋の物件をピックアップしてその中で個別の環境をしっかり検討しましょう。