解約手続

なぜ賃貸の解約受付は口頭でしたらダメなのか?トラブルが起こることがあるのか。

ここでわかること

  • 解約手続きを電話のみで済ませたい
  • 解約手続がとても大切な理由
  • 解約手続に関するトラブル
賃貸業界20年以上勤務経験の宅地建物取引士がこの問題を詳しくわかりやすく解説します。入居審査のことならわたくしにお任せください。
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賃貸の解約受付は口頭ではダメなのか?

借りているお部屋の解約をしたい。そういう場合はまず、解約したいという意思を伝えるのですが、これを口頭で済ませようとする人がいます。

しかし、これは間違いです。というよりトラブルの元になる可能性があります。なぜダメなのでしょうか。

解約受付でトラブル多発?

お客さんから解約を受付けるときは実はトラブルがとても多い場面の一つです。

えっ、解約することを伝えるだけでしょ。そう思う方もいるかもしれません。

いいえ、そう思う方ほど口頭で解約受付を受けたくないのです。そこには、トラブルの元となるお金の要素が関わってくるからです。

借主の認識がないと確実にトラブルになる典型的な例

解約受付するだけでお金の問題?敷金の精算でトラブルになることはよく聞くけれど一体何?と思われる方もいるでしょう。

ええ、私これで何度も何度もお客さん(借主)と揉めました。借主の認識の差が驚きを生み、さらに怒りを誘う、こんなところでしょうか。

解約受付は単にお部屋を解約する意思を伝えるためだけでないのです。

解約受付は解約日を決めることであるから

はっきり言って、不動産屋が解約受付を口頭のみで受けるところは少ないと思います。

一旦電話での口頭による解約受付を済ませて後日送ることを義務付けることはあるかもしれません。

そんなに書面にこだわるのか?それはトラブルにならないために書面で合意しておきたいからです。

何をお互いの合意としたいか?それは、『解約受付日』と『解約日』です。

一見、何もトラブルがないかもしれません。しかし、解約日を決める厄介な要素があります。

それは 『解約予告』です。この解約予告という、契約書で交わした決めゴトがときにトラブルになるわけです。

解約受付をすることは最終家賃発生日を決めること

解約日が決まるとその日が借主が納得しようがしまいがその日まで家賃の日割りがかかってきます。

あとから、知らなかったといわれないように書面できちんと借主の意思を証する必要があります。

解約受付をすると物件の募集活動に入るのが一般的

もう一つ、解約受付をするとほとんどの不動産屋は募集活動開始します。

このとき、解約日を曖昧にしていたらどうでしょうか?

書面で受付をしていないと、新しい入居者が決まったのに解約するなんて言ってないとか解約日をそんな日にしていないなんて言われたら賠償モノの案件になってしまいます。

これが不動産屋の本音

ここは、義理人情でなんとかならない?そう思う方もいるかもしれません。

しかし、これも貸主が一般のオーナーで管理会社が受付代行をしている物件であればもしかしたらある程度応じてくれるかもしれません。

運がよければですが。しかし、貸主が不動産屋の場合、ほとんど無理なケースが多いようです。わざわざ家賃収入が減ることに応じることはしないのです。

解約予告を知らないに加えて自分の予定に合わせてくれず融通がきかないことにさらにイライラしてきます。

この件の不動産屋の対応を調べてみたら。。。

解約受付方法は書面サイトの受付フォームが多いようです。

口頭でもOK というところはその辺に融通がきくか、トラブルがないと判断した場合なのではないでしょうか。

私の知る限りでは書面だけでなく来店を義務付けるところもありました。

そして、多くの不動産屋は契約書だけでなく、自社サイトでこの解約受付の方法、主に解約日の設定についてその点を念入りに説明してます。

解約受付日がいつなのか?そして引渡日と解約予告を勘案して解約日がいつなのかをお客さんが書面でシッカリ作成することで知らなかったといわれないようにはっきりと認識させたい。

そしてそれを証する書面を保全したい。そんな目的なのでしょう。

もちろん、借主のメリットもあります。

解約受付を書面でしたならば必ず控えは保管しておきたいですし、やっていない不動産屋も多いと思いますが、厳密にいえば受付けた証拠となる書面を不動産屋からももらいたいところです。

借主にとっても確実に解約を受付けてもらった証は必要なのです。

契約はしっかり聞いて契約書はよく読むこと

お部屋を借りるときには、引越しすることへの高揚感で不動産屋が説明してもよく聞いていないお客さんが非常に多いです。

よくわかりやすく説明していない不動産屋もいますが。仮に契約時に理解したつもりでも、引越しするときにはすっかり忘れてしまったり、契約書をなくしたりしていたら意味がありません。

契約書はよく読んでおきましょう。少しでも不明な点があれば不動産屋に説明することが重要です。

特にお金がかかる事項については妥協できないことも多いでしょうから、いやな思いをしないためにも逆に不動産屋からもお願いしたいところでしょう。

不動産屋の苦労は尽きない。

解約受付をするときに一番怖いのは受付けたときに知らなくてケンカになるより最後になって認識が違っていて揉めることです。

だから受付をする不動産屋はたとえケンカになってもきちんと説明しようとします。

不動産屋が解約受付を口頭でなく書面でするのは

  1. 証拠としての書類を作成してもらいたい。
  2. 解約日の認識を作成することではっきりつけておきたい。

主な理由はこの2つです。夜逃げしたりして不明になった場合以外はほとんどの大手不動産屋は必ず書面ですし、中小の不動産屋でも行っていることです。

お部屋を借りるときと同様解約通知書を提出することはとても重要な手続きです。

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コップ(CUP)

このサイトの運営者。宅地建物取引士。 業界経験20年以上の元不動産屋。某有名賃貸業者の店長、 管理会社、投資用不動産販売会社で物件管理から契約など全般を現場の最前線で担当。大家さんや賃貸物件ユーザーの悩みを忖度無しにアドバイス。

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