東京美容外科の麻生泰氏の入居審査
東京美容外科の麻生泰氏が賃貸の入居審査に2物件立て続けに落とされていることがわかった。
麻生泰氏は、言わずと知れた美容外科医の経営者であり、富豪であることが知られている。
現在はYouTuberとしても顔もあり、現在登録者数17万人に迫る勢いである。
一見この何の問題もないような彼がなぜ入居審査に落ちたのだろうか。
わたくしなりの考察をしてみたい。
入居申込を受けたときの不動産屋を再現
家賃が高額な物件であればそれ相応の収入がある。
そして、たいてい有名人であることが多いだろう。
ましてや、リッツカールトンレジデンスや虎ノ門レジデンスは、ミーハーマンション。
生活がリッチな人に加え、派手な人も多いのである。
入居申込書が不動産屋に届くと、担当者がまず申込者本人のリサーチをすることになる。
ここで登場するのがネット情報なのである。
拍子抜けしたのではないだろうか。
これは、どんな不動産屋であっても同じなのである。
有名人だと分かれば、担当者以外の者がざわついてくる。
『麻生泰って知ってる?』
『知っているよ。最近YouTubeで派手にやっているよね。』
などという下世話な会話がなされる。
するとネットで色々調べに入る。もしかしたらユーチューブもみるのかもしれないし、彼の発言等などもチェックされる。
まあ、この辺は素人が有名人のプロフィールをググるのとさほど変わらない。
麻生泰氏が入居審査に落とされた原因とは
1つの物件の入居審査でなく、これだけの富豪が2つの物件に落とされたのは、ワケがある。
ここからが入居審査の重要なところである。
賃貸物件というのは、貸主に権限が最大限認められているのは、『入居審査』までであり、契約してしまえばその立場は逆転するのである。
よって不動産屋は、この最後の砦に最大限の注意を支払うのである。
最近はその傾向がさらに強まっており、家賃を滞納したとしても追い出すのには一苦労するのである。
入居審査に力が入るのも当然である。
YouTuberのスタイルが原因か?
彼がYouTuberに転身したとは誰も思っていない。
肩書が医師兼経営者を超えることはないだろう。
経営者としての収入が彼を支えているのであるから、はっきり言ってYouTubeは集客、もしくは趣味の要素があるだろう。
家賃支払い能力は当然ながらある。
しかし、このYouTuberという職業はまだ市民権を得ていない。
古い体質の不動産業界ならなおさらである。入居審査は偏見、差別のオンパレードなのである。
この様々な職業がいるこの東京のど真ん中のマンションでも、例外ではない。
さらに問題を悪化させるものが彼にはある。
それは、YouTubeの運営スタイルである。
彼が美容外科医らしいYouTubeチャンネルを運営していたのならよかったのかもしれない。
しかし、登録者数、再生回数の獲得の欲が前面に出てしまったのか、俗にいう巷のYouTuberと変わらない戦略をつかっている。
炎上系YouTuberとのコラボレーションなどをしており、医師の品格を崩しかねないようなギリギリの戦い?をしているのである。
もっとも、それが彼の素顔が見えるコンテンツとなっているのは否めないが、入居審査においてこの点は、かなりマイナス要因となっているに違いない。
超高級マンションというブランド
そして入居申込をしたマンションが『特殊』だったことも原因の1つであったに違いない。
マンションというのは、資産価値というものがとても重要である。
これだけの家賃を支払うことができる富裕層は、プライバシーも重要なのである。
このマンションも実需(実際に所有者が入居)もあれば、投資用賃貸としている部屋もあるだろう。
そんな人たちにとって、YouTuberは静かな生活を奪われるファクターになりかねないのである。
ここ最近は、ヒカキンなど有名YouTuberなどが、高級マンションに住む動画もアップされており、かつては敷地内の駐車場を撮影して問題となったことがある。
このようなことが度重なると、管理組合でYouTuberの入居に関することが議題に上がっていてもおかしくはない。
マンションの中や、間取り、駐車場などの撮影がされたり、登録者数を得るために、このマンションの居住者の情報まで発言されてしまったら大変なことになる。
面白ければ、配信者や視聴者はどうでもよい。他の入居者は迷惑千万であり、そうやってマンションの価値はみるみるうちに下がっていく。
一旦落ちたブランドは回復するのは難しい。
『ああ、あのYouTuberが住んでいたマンションでしょ。』なんて軽々しく話題にしてもらいたくない。
残念なことに、登録者数や再生回数は、いくら麻生氏の経済力をもってしても思うようにはならない。
麻生氏のような人格者であっても、判断が狂う可能性もあるのが怖いところである。
また、麻生氏もこのマンションを居住用として使用するわけでないだろう。
いわゆるセカンドマンション、もしくは仕事場になるだろうから、撮影に使用される可能性がでてくる。
不特定多数の人間が、出入りされたらプライバシーも侵されてしまうのだ。
しかも、このような金持ちを相手に退去を迫るというのは、手間がかかるし、それもネタにされ、動画にされて不動産屋が悪者にされてしまえばたまったものではない。
息子の存在
彼には歯学部に通う息子がおり、この息子もSNSでバズり中である。
もし彼にこの部屋の使用を許可したのなら、そこに友達の出入りもあるだろう。
友達をつれてどんちゃん騒ぎなんていうことも考えられる。
本当かどうか知らぬが、出来の悪いドラ息子というキャラクターらしい。
麻生氏は気が付いたであろう。
こんなことが簡単にわかってしまい部屋を貸すとどうなるのかが想像できてしまうくらい、SNSで個人情報をばらまいているのである。
入居審査をする不動産屋側からすれば、調査がはかどるというものである。
地位とか人柄だけでは判断できない入居審査
麻生泰氏は、入居審査落ちがYouTuberであることとしつつも、自分は理事長である富裕者であることをアピールしているようにおもえるが、入居審査というものはそれだけでは語ることができない。
実際、麻生氏の人柄は、YouTubeなどをみれば、人間味のある人格者であるのが想像できる。
しかし、不動産屋もこの突然の有名人の入居申込に対して、好き嫌い関係なく、いずれにしても危ない橋は渡らないということであろう。
つまり、お行儀のよい富裕者とそれ以外の富裕者を分けただけの話であり、そのような『選別』をしたとしても、このようなマンションの入居希望者は引く手あまた、痛くもかゆくもないのである。
YouTuberってこういうリスクもあるのね。得たものと失くしたものがあって、それが良かったのかどうか今は判断できません。 https://t.co/9iKffDKSqx pic.twitter.com/N8kVJeCFBl
— 麻生 泰 (@asoutoru) January 18, 2023